戦国中山王方壺を習う(111)

「其永保用   其れ永く保ちて、用って

「其」:9回目です。

「永」:水脈が合わさるところの形です。この左右対称の反文にしたのが、逆に流れが分岐する様をあらわす「」となります。ただ、甲骨文をみると、川の合流点のものと道の交差点の2つのものがあり、川の場合は、水を示すいくつかの点が添えられ区別しているようにも見えます。

「保」:[説文]古文にある形に拠る字形です。「俘」に近いものですが、生まれたばかりの「子」に霊衣として褓(むつき)が添えられているかどうかの違いがあります。この「保」を「寶」の仮借とする説もありますが、貴重なものとして永く「たもつ」と解釈して差し支えないと思います。

「用」:3回目です。金文での慣用表現で「もって」と釈きます。

 

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