戦国中山王方壺を習う(109)

「可(長)子之   (隹れ義は)長かるべし。子の(子)、

「可」:3回目です。

」(長):中山篆では同じ「長」でも意味の違いを補足する別の構成素を加え書き分けています。この方壺では少長の意で使うときに「」、長久の意で使うときは「」にしています。なお、「」の「長」の部分には屍体である「匕」(カ)を入れていますが、「」の場合は省略しています。長久の「」は中山諸器でこれが唯一の用例となります。

「子」:7回目です。

「之」:15回目です。