書画雅印コーナー

書画に捺す印のことを「落款印」といいます。落款印には姓名・雅号・齋号、時には座右の銘や雅趣に富んだ語句を刻したものなどが使われ、それぞれ「姓名印」・「雅号印(雅印)」・「齋号印」などと呼ばれます。また、「雅印」を“風雅なものに用いる印”として「落款印」の意で使うこともあります。この落款印は作品制作が完結したことを示すだけでなく、紙面の白と墨色に朱を加えることにより表現の視角効果を高める機能を持っています。

しかし、ただ赤ければ何でも良いのだと嘯(うそぶ)くわけにはいきません。作品に印を捺すということは作品の一部のスペースを印に委ねるということですから、作品に愛着や主張があればあるほど、どのような印が自分の作品に相応しいかについて悩むことになるでしょう。印には小さいながらも印を刻した人が独自に持っている凝縮した表現世界が息づいています。それは彫る技術の問題よりもむしろ漢字あるいはその周辺を含めた識見の有無が大きく関わる世界です。つまり、印は文墨の世界でどのような人と交流を持っているのか、作者がどのような志向、価値観、審美眼を持っているのかが垣間見える窓であると言うことができるかもしれません。作品と落款印が互いに語らい調和する関係であるように、落款印にはこだわりを持つべきだと思います。

それではこれまでに制作した雅印の一部をご紹介します。ご覧ください。

 

 

ご希望があれば雅印制作のご注文も承ります。詳細については「お問い合わせフォーム」よりご希望を添えてお問い合わせ下さい。(印自体が1つの芸術作品として光彩を放つよう、すべて私が1点1点丁寧に制作いたします。)

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