戦国中山王方壺を習う(40)

「孯(賢)(措)能亡」 賢を(進め)能を措き、(輟息すること有る)亡し。

孯」(賢):3回目です。

」(措):偏は「昔」(セキ・ジャク・ソ)、旁は「攴」(攵)からなる字で、諸賢は音通する「措」(ソ・サク)を充てています。「散」の異体字も「昔・攵」の形に作るので注意が必要です。「昔」は日にあてて乾かした薄切りの肉が列べられている様。中山篆は日が田に変わってしまっています。

「能」:2回目となります。旁の部分が独立していますが、本来は偏部と一体のもので、水中の昆虫か獣の足とされています。

「亡」:屈葬にされた屍体の形です。下部の扇形の中に1画入るパターンもあります。

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