戦国中山王方壺を習う(60)

「之貯曰爲   之を(非とす。)貯曰わく(人臣と)為りて

「之」:7回目です。

「貯」:4回目です。

「曰」:祝祷や盟誓の器「」(サイ)に収められた祝詞を、その蓋の一部を開けて告げる様、あるいは祝祷に対する神の啓示が現れる様をあらわしています。蓋にあたる部分の左側が少し開いていることに気がつくと思います。なお、拓によっては左縦画の上部が短くみえるものがありますが、器面の接写画像では左右ほぼ同じ長さになっていることが確認できます。

「爲」:2回目です。