戦国中山王方壺を習う(104)

「生禍隹(順)   (隹れ逆は)禍を生み、隹れ順は

「生」:土から草が生え出ずる様を表した字です。

「禍」:声符の「咼」(カ)は残骨「冎」(カ)と祝禱の器からなり、屍体に留まる霊による呪詛の形。「示」は神事に用いる祭卓です。中山諸器では唯一の字例となります。残骨「冎」になお肉が残っている様が「骨」で、他にも残骨を表す字に「死」の「歹」(ガツ)、頭骨に髪が残った「列」の「」(レツ)、屈葬の「亡」に関連したものでは、残骨の表現に違いがある「乏」や髪を残した「巟」(コウ)があります。

「隹」:5回目です。

」(順):5回目です。

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