戦国中山王方壺を習う(81)

「君臣之(位)   君臣の位

「君」:5回目です。

「臣」:5回目です。

「之」:10回目です。

」(位):「立」と「胃」からなります。「立」(リツ・リュウ)には「たつ・たてる・のぞむ・つくる」などの他に「くらいにつく」意もあるのですが、「位」(イ)と音通するよう同声の「胃」を含む「」を用いています。中山篆の特徴である渦紋は普通「又(有)・参・虖・身・余・爲」などのように字の外側に向かって開くのですが、ここでは字の内側に向けています。これと同じものは他に「祀」が挙げられます。