戦国中山王方壺を習う(77)

(顧)逆(順)(故)   逆順を顧み(ず)。故に

」(顧):2回目です。この字形は中山諸器中、方壺にのみ2例出てきます。

「逆」:2回目です。旁の上部は人が向こうから手前にやってくる様を倒形にしたものですから肥点は本来不要で他の金文には見られない中山篆独特の表現です。これも方壺にのみ3例登場します。

」(順):4回目です。「川・心」に従う字形で、川の流れのように沿う心情を指します。

」(故):2回目です。これも「顧・逆」と同様に方壺のみに出てくる字です。方壺の3例いずれもやや字形に整斉性を欠くようです。若干の修正を加えて書いてみました。