戦国中山王方壺を習う(76)

「用(禮)宜(義)不   礼義を用い(ず)、(逆順を顧み)ず。

「用」:2回目です。中山国の相邦(相国に同じ)の名である「貯」の字の上部をこの「用」としている研究者が多いのですが、見ての通り、中山諸器では3例ある「用」にはいずれも肥点を入れていません。両字は似てはいるのですが、「用」は木組みの柵の形、「貯」に含まれる「宁」(チョ)は収蔵するための器です。

」(禮):「豐」と祝禱の器「」(サイ)とからなる字です。おそらく、祭祀に関わることを示す祭卓「示」の代わりに「」を充てた「禮」の異体字と思われます。

「宜」(義):2回目です。

「不」:11回目です。