戦国中山王圓鼎を習う(22)「群臣寡人」

「群」:声符の「君」と「羊」からなります。羊は群れる習性があります。鹿も同様で、鹿科で角が小さい「麇」(くん・のろ)を含む「攈」(くん)も集まる意を持ちます。「君」は既に出てきましたが、「口」(さい)の横画が欠落しています。器面の接写画像によっても刻し忘れた可能性が高いようです。

「臣」:目を大きく開いて上を見上げる様。眼球の部分をコンパクトにして下方に集め、上方に伸びる構成をとっています。中山国の篆書は長脚を基本としますが、この「臣」のように上体を伸びやかにみせるものとして、他には「以」、「亡(無)」などがあります。

「寡」:字形そのものは「頁」で、4つの画は飾りです。詳しくは第5回(5)を参照して下さい。

「人」:4回目の登場です。縦画は垂直に、2行目の中心に合わせると全体が安定します。