戦国中山王圓鼎を習う(13)「於天下之」

「於」:円鼎では4度目の登場。第1画の終筆での巻き上げは中山国篆書の特徴の一つです。2つの脚の間が字の中心になる意識で書くとまとまります。

「天」:人の正面立形の頭の部分を強調した形です。小篆の形の頭部の上に短い横画を添えます。両脚の分岐する位置に気をつけます。

「下」:殷周の古い字形は、手の平をふせて、その下に点を加え、下方を指示する象になっていますが、後に掌から下方に伸びる縦線が加わりました。中山国篆書の「天」の装飾的な繁画と同様に、上部横画の上に短い横画を加えるものが、戦国期の諸侯曾国の曽侯乙鐘に見られます。

「之」:湾曲する左の2画が上に向かって伸びるように書きます。