「師古遊心」は私の学是としているものです。
古典を師としてその魅力無窮なる世界に心遊ぶことを理想に掲げています。書にしても篆刻にしても師と崇める対象は無限に存在していますから、厭くことはありません。しかも月謝などというものは要らず(文物書籍代はそれ以上にかかるけれど)、ストレスの原因となるような不本意な忖度も必要ありません。かつて、迷った末に離れることを選択しましたが、先師からの「総てに通じる学び方」を通じた、視野を広げ感性に活力を与えてくださった絶大なご恩は、今でも決して忘れることはできません。「師古遊心」中山国篆による書と甲骨文と古璽の篆刻二貌です。