「無欲観妙」 《老子》第一章

今回も「観」字を含む拙刻を取り上げてみます。

《老子》第一章、「道可道、非常道。名可名、非常名。無名天地之始、有名萬物之母。故常無欲以觀其妙、常有欲以觀其徼。此兩者同出而異名。同謂之玄。玄之又玄、衆妙之門。」より「故常無欲以觀其妙、常有欲以觀其徼」(常に無欲な心をもってすれば、万物に潜む深遠な姿を見る事ができるが、欲にとらわれていると目に見える現象面しか見えない)の部分に着目し、「無欲観妙」を刻しました。

「妙」字は玉篇では「玅」に作り、馬王堆帛書では「妙」と通じる「眇」に書いています。

無欲観妙
56㎜×47㎜

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