近作「花閒一壺酒」です。 (47㎜×39㎜)
「明陰洞陽」 (唐太宗聖教序)
「明陰洞陽」 陰を明らかにし、陽を洞(さと)る (唐太宗聖教序)
第53回東日本書展に賛助出品した作品。近年取り組んでいる東周金文と楚簡に魅せられた習作の一つです。陰の今は春秋期にかけて次第に包字中の人のように変化しますが、もとより蓋栓の形です。陰には神梯の向きを逆にする字例があり、「明陰洞陽」を回文にして対角線上の陽と照応することを狙っています。
印稿も添えておきます。

李白詩「月下獨酌」 中山篆
第61回栃木県書道連盟会員展に出品した作品です。

中山篆千字文考より『庶幾中庸 勞謙謹敕』 57㎜×57㎜
天平の桜歌会 「一書一会」のご案内
私が居を構える下野市は、飛鳥時代創建で日本三戒壇の1つである下野薬師寺、奈良時代天平期創建の国分寺など数多くの遺跡が残る、かつて仏教文化の栄華を極めた地です。
今年で3回目を迎える『天平の桜歌会』とはかつて下野国分寺、下野国分尼寺があった地で現在は桜の名所として知られる公園で行われる文化の祭典です。短歌、俳句、野点、講談、野外美術館、ステージ発表など、そしてオリジナルの御朱印札を毛筆で制作する「一書一会」が催されます。
今年は3月24日(日)で、「一書一会」は13時~14時30分となります。ご興味がある方は是非、桜の観賞を兼ねてお越し下さい。
清嘱雅印介紹 (2)
前回に続いて制作を依頼された雅印の紹介です。河井荃廬の持つ正統で穏やかな格調に少しでも近づければ良いと、奇を衒う装飾を排除しました。
「越谷靖子」 23㎜×23㎜
清嘱雅印介紹
以前、依頼された雅印を紹介します。
「川崎美津」 25㎜×25㎜
蠢々凡愚區々庸鄙 (太宗 聖教序)
太宗の聖教序の中から「蠢々凡愚區々庸鄙」を選句して刻した習作。硬い印材に難儀した拙い出来ですが、印文の指す通り、これもまた我が分身。
「蠢々凡愚區々庸鄙」とは「浅はかな言動をする卑しく愚かな者、取るに足らぬ卑しい田舎者」のこと。
※「蠢々」は虫がうごめく様や乱れ騒ぐ様を指すが、ここでは愚かな行動に走る様。「蠢」に愚かの意がある。「凡愚」は卑しく愚かなこと。「区々」は小さなつまらないこと。「庸鄙」は田舎者のこと。
「金石之都」
旧作「金石之都」

祖詠詩「終南望餘雪」五体書 (4)城中增暮寒
祖詠詩「終南望餘雪」五体書
(4)城中增暮寒 城中 暮寒を増す
※「暮」本作莫