[観星]

この印は観星楼書道篆刻研究院のロゴとして使っています。論語為政篇には「子曰。為政以徳。譬如北辰居其所。而衆星共之。」(読み:子曰く、政を為すに徳を以てするは、たとへば北辰其の所に居りて、衆星の之にむかふが如し、と。)とあります。天空遙か取り巻く衆星の中心にあってその立ち位置を揺るがせにせず、常に光を発し続ける北極星は航海の重要な指標ともなっています。「観星」でいう星とはその北極星のことであり、また、品格を有す先賢古典群、そして巨星ともいうべき小林斗盦先生、白川静先生両先師のことを指しています。とりわけ両先師の教えやその真を追求する揺るぎない姿勢から学んだ多くのことを常にこの小さな心の中心に据え、これからも自分の戒めにしていこうとかんがえています。
小林斗盦刻「北辰居其 所。而衆星共之。」(論語為政篇)[観星楼蔵]
同印側款

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