第30回栃木の書壇50人展 出品作品のご紹介

第30回栃木の書壇50人展(下野新聞社主催・下野書道会共催)が1月29日(水)から2月3日(月)まで、FKDインターパーク2階大催事場にて開催されています。

今回、出品した2点をご紹介します。

1.李白詩「月下獨酌」

185㎝×72㎝

2.獨酌無相親

6.0㎝×6.0㎝

干支印「乙巳」印稿

11月9日(土)に開講した「干支印を彫ってみませんか」講座の資料から

[校字]

[印稿1]

[印稿2]

[年賀状応用例1]

[年賀状応用例2]

「志・識・恒」四態 (3)中山篆

曽國藩の『家訓』に「蓋士人讀書、第一要有志、第二要有識、第三要有恆。…』とあり、かつて、白川静先生はこれを引用すること屡々に及ぶ。「志有るを要す。恒(つね)有るを要す。識有るを要す」と。

40㎜×40㎜

「明陰洞陽」   (唐太宗聖教序)

「明陰洞陽」 陰を明らかにし、陽を洞(さと)る  (唐太宗聖教序)

第53回東日本書展に賛助出品した作品。近年取り組んでいる東周金文と楚簡に魅せられた習作の一つです。陰の今は春秋期にかけて次第に包字中の人のように変化しますが、もとより蓋栓の形です。陰には神梯の向きを逆にする字例があり、「明陰洞陽」を回文にして対角線上の陽と照応することを狙っています。

印稿も添えておきます。

明陰洞陽 (唐太宗聖教序) 78㎜×50㎜